月面図に住む三人が、面子の足りない卓を囲んでいる。牌の側面には延命十句観音経が彫られている。雀卓の上に山河が繰り返し形成されるなら、それは地図を描くという行為の反復ではないか。

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あらすじ

北半球第四図が燃えたという噂が卓上に流れる。縮尺一分の一の地図に住む者にとって、地図の中の地図、あるいは地図の外への出口を暴くことは、社会的欲求の根本に接続している。どんなに穴を掘っても、その先はまた次の牢屋につながっている。上家が互いに異なる一三枚の么九牌を倒したとき、卓上に座標変換が生じる。

初出

『閲覧者』のスピンオフとして書かれた掌編。

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本編は閲覧者。

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