2024年買って良かったものリスト

Metronome Tokyo Iris 跳ね上げ式メガネフレーム

俺は近視であり、手元の文字はメガネを外して読む習慣があるため、便利のために跳ね上げ式メガネフレームを購入した。電車に乗りながら手元の本やスマホを見るときに重宝している。跳ね上げモードのとき「老眼?w」って聞いてくるのはやめろ。

Mac mini M4

就職直後に購入したiMac(Retina 5K, 27-inch, Late 2014)を10年使ってきたが、Big Surを最後にmacOSのサポートが切れた。以後もゴニョゴニョしてVenturaやSonomaをインストールして使っており実用上の問題はなかったのだが、最近になってWifiの接続が不安定になったことを機に更新することに決めた。

同時にQNAPのNASも導入することにしたのでストレージは最小の256GBにして、メモリは更新前と同じ24GBにした。もっとメモリを盛ることも考えたが、ゲーミングPCと併用することもあってそこまでスペックを要する作業をしない見込みなので、これくらいにしておいた。

今後は帰省などの長期外出に持参して、iPad Proをメインディスプレイとして運用していく。

LG 32BR55U-B 31.5インチモニタ

Mac miniに合わせて購入。ゲーム用途ではないので解像度とコントラストを重視し、コストパフォーマスがよさそうなものを選んだ。Amazonブラックフライデーにて20%割引で購入。

Audioengine A2 ワイヤレススピーカー

自分はあまり耳が肥えていない方で、高価なヘッドホンやアンプを使ってもあまり違いがわからない質だ。そういうわけでここ10年間ずっとiMacの内蔵スピーカーで不自由なかったのだが、デスクの映えを重視してこのスピーカーを購入した。在宅勤務中にアンビエントを流すなどしているが、今までのMac内蔵スピーカーと比較して低音域がしっかり聞こえるような気がする。

Brutal60+Promenade+DUROCK Dolphin

今年の前半は相変わらずキーボードのカスタム欲に駆動された半年間だった。現状の自分のEndgameであるBoardwalkのクローン基盤であるPromenadeをグループバイで2枚購入し、1枚はZeal Clickiezスイッチを乗せて金属削り出しケースFjellに搭載した。もう1枚は職場用として、以下のように静音仕様で組み立てた。

  • ケース:Brutal 60
  • プレート:Promenade用のプレートをCADで作成し、3Dプリントを発注
  • スイッチ:DUROCK Dolphin サイレントリニアスイッチ(62g)

会議室に移動するときも常にこの1kg超のキーボードを携行するため、変人扱いされることは避けられないぞ。

九星堂 カカリ(Gravitasモデル)

今年の後半は万年筆のカスタム欲に駆動された半年間だった。

九星堂は日本を拠点にしつつ、主に海外向けに万年筆を販売している。このカカリというモデルの吸入方式は独特なポンプピストン式である。中芯を引き、ピストンユニットのフックに引っ掛けてピストンを上下する。インクの吸い上げはもちろん、洗浄も短時間でできて便利だ。透明軸だからこそできる面白い機構だ。

本モデルはルーマニアに拠点を構えるGravitas Pensとのコラボレーションモデルで、美しい青色のチタンパーツで構成されている。非常に完成度が高く、一流ブランドの万年筆にもまったく引けを取らない。今後は伝統的なブランドのみならず、万年筆ベンチャーの動向にも注視が必要だ。

FPR 14k Ultra-Flex nib

近年のモダンなフレックスニブのなかでも特にファンからの支持が厚い、Fountain Pen Revolution(FPR)による14金ウルトラフレックスニブである。筆圧コントロールには注意が必要だが、ヘアライン〜線幅2.5mmまでのバリエーションが出せる。特殊な形状によるフレックス性と金ニブ特有のソフトなタッチとが相まって最強に見える。

九星堂カカリのペン先をこれに換装した。JoWo #6 ニブユニットと互換性があり、そのまま換装できた(万年筆の分解・カスタムは自己責任で頼むぜ!)。このフレックスニブの莫大なインクフローを供給するため、FPR製のエボナイトフィードは必須級。

このニブに並んでファンからの支持が熱いRegalia Writing LabsのCrossflex nibは線幅3mmが叩き出せると風の噂に聞くが、現在は入手困難である。また、フレックス性に優れた鍛造時代のヴィンテージニブとは出会うことさえ難しい。手軽な価格とは言い難いが、現在安定して入手可能なフレックスニブとしては最強格の一品であり、強くおすすめしたい。

Gravitas Ultemate Vac ULTEM

Gravitasは一生使える最高級素材による高級筆記具を目指して精密機械加工を頑張っているベンチャーペンメーカー。インク吸入方式がバキュームフィラー式で、かつ首軸とバレルの間がバルブで遮断できる機構になっていて面白い。筆記する際は尾栓を緩めて潤沢なインクフローを、飛行機機内ではバルブを閉じてインクの飛散を防ぐことができるってわけだ。ドライアップにも強いので、没食子インクのようにドライアップで致命的な状況を起こすインクも使ってみようかという気持ちになる。

このペンのニブユニットはJoWo#6と互換するので、変態ニブメーカーのカスタムニブにも対応できる見込み。ペン軸を買うという気持ちで先行投資した万年筆である。


人生は消費活動だ。生きるなら買い続けるしかない。

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